子どもが読書好きになるために、親ができることとは。
こんにちは。
アメリカで3歳男児と1歳女児を子育て中のいちです。
今日は息子の学校で先生から伺った子どもの読書に関するお話です。
息子のプリスクール
ブログでは何度か書いてきましたが、息子はアメリカでco-opスタイルのプリスクールに週3回通っています。
co-opスタイルのプリスクールは親も教室運営に関わります。
週1回当番の日があり、自分の役割(アート係、外遊び係、おやつ係、など)をこなします。
それに加え、息子の学校では先生とのディスカッションの時間もあり、子供に関することが学べます。
(当番は自宅での準備が必要なものもあり、正直大変に思うこともありますし、娘をシッターさんに預ける必要もあるので悩ましい点もあります…。)
先日のディスカッションは読書について、でした。
とても興味深く、勉強になったのでまとめます。
子どもの読書環境を整える
ディスカッションの話題は「子どもと読書」についてでした。
昨年も同じような内容のディスカッションがあったので、すでに知っている内容もいくつかありました。
- 字を読む際は指でなぞる
- 子どもが望めば同じ本を繰り返し何度でも読んであげる
- 図書館を身近な存在にする
この辺は実行されている方も多いと思います。
加えて先生から受けた質問は、「子どもは自宅のどこで本を読むか?」というもの。
息子の場合は、
- 自分の部屋(=息子の寝室)
- リビングスペース
- ダイニングスペース
- 台所
など、家中どこででも読みたいときに読みたい場所で本を広げています。
1人で静かに読みたい際は自室にこもり、私と話しながら読みたい際は私のいるそばで読む(リビング、ダイニング、台所)という感じ。
これはお行儀が悪いのかな、とも思ったのですが、全く問題なく、むしろ良い環境だそうです。
読書を特別な時間にしないことが大切で、本棚なども1箇所にまとめてしまうのではなく、各部屋ごとに本を置くスペースを設けることをオススメされました。
本をすぐ手に取る環境を作ってあげることが多読に繋がるそうです。
我が家は大きな本棚がないので、5箇所ほどに本がバラバラと収納されています。
知らずに行なっていたことが正解で嬉しかったです!
子どもも親も活字を読むこと
もう一つ、目からウロコだったのが、
- 親もしっかり活字を読むこと
- その姿を子どもにも見せること
です。
これは新聞でも雑誌でも小説でもメールでもなんでもいいそうです。
とにかく字を読めばいいんだそうで、なんならパソコン上でも紙面上でもどちらでもいいとのこと。
「字を読むこと=子どもがすること」
という特別なものではなく、
「字を読むこと=大人もすること」
と、読むことに日常性を持たせることも大切なんだそうです。
驚いたのが、ニュースやメールはデジタル画面上でもいい、ということ!
読む内容や媒体は関係なく、字を読むことは日常であり、特別でない、ということを親が手本として子どもに見せることが重要だそうです。
(ただ、子どもが小さいとやはりキーボードやらタッチ画面やら触ってくるので難しいな、と実感中です。)
私が心がけるようになったこと
「本はどこでも読んでもいいんだって、むしろその方が本好きになるらしいよ!」
と、このディスカッションでの内容は夫にもすぐ伝えました。
息子はいろんな場所で読むので、正直狭い家では邪魔なんですよね。
今までは邪魔で動いて欲しい場合、
「本を読むならソファーか自分の部屋で読んでください〜」
なんて声をかけることもありました。
ですが、上記の話を聞いてできる限り好きなように読ませてあげよう、と現在は夫婦で思っています。
せっかく好きに読んでいるのに、ここではダメ、なんて言われることで本が遠ざかってしまっては勿体ないですよね。
そして私も積極的に息子の隣で本を読むようにもなりました。
昼食後、最近は娘が昼寝&息子が自室で1人遊びという時間が増え、=私の時間!と、ウキウキとダイニングテーブルに座りiPadでメールやらネットやらしてました。
でも自分の時間は夜にもあるので、現在この時間は息子の部屋での読書にあてています。
先生のお話だとiPadやスマホでメールなどをしてもいいのですが、やはり息子はそうなると触りたがってしまうので、息子の隣で紙の本を読んでいます。
子育ての本や小説、日本語のものが図書館で借りられるので助かってます。
さいごに
息子は自主的に本を読むことも多く、図書館にもよく行きます。
本好きだなー、なんて親バカ目線で見ていましたが、息子のクラスメイトは更に上でした。
なんと!図書館で毎月100冊の本を借りているそうです!
(近隣の図書館は1回の上限が100冊です。)
お子さんもだけど、お母さんがすごい。
車にも1度で運べない、と話されてました。
図書館で100冊は真似できそうにありませんが、息子がいつまでも本が好きでいてくれるよう、私も頑張ろう、と思ったお話でした。