日本で初の公立不登校特例校が開校。子育てについて思うこと。
こんにちは!
イギリス生活2年目、3歳と5歳の2人育児に奮闘中のいちです。
今日はいつも以上に書きたい!と思ってただただ書くので、なんのオチもありません。
岐阜市に「不登校児専門公立中」開校
インスタで草潤中学校のことを知りました。
その開校除幕式・内覧会での、京都大学総合博物館准教授、塩瀬隆之教授のスピーチにとても大切なことがぎゅっと詰まっているから絶対目を通すべきだ、と。
「学習権」という言葉にハッとし、私が求めているのはこれだったのか、と腑に落ちました。
「焦らずゆっくり待つ」も私が親として目指している姿勢。
恵まれた息子の環境
5歳の息子はイギリスの1年生で、公立校に通っています。
イギリスの学校は公立校でも、Outstanding(優)> Good(良)> Satisfactory(可)> Inadequate(不十分)と評価があり、
幸か不幸か、ロックダウンで一番評価の高い Outstanding に空きができ、息子はそこに通っています。
だからなのか、良い先生に当たったからなのか、本当に楽しそうで、息子の得意な算数とリーディングはどんどん難しいものに挑戦できています。
本が好きなので頻繁に図書室に行く機会を設けてくださったりもしているそう。
逆に苦手な書くことは遊び要素を取り入れたり、チャレンジではあるけど難しすぎて本人が嫌になってしまわないように、と工夫して取り組んでくださっています。
すごくいい環境だなぁ、と思う反面、これを話すと「イギリスに住んでるからでしょ?」って、なんか日本を貶すようで伝え方がすごく難しいなぁ、と感じます。
でもでもでも、この草潤中学校の話を聞き、すごく光が差し込んで来ました。
「待つ」ことを大人ができれば、良い連鎖が日本の公立学校にも広がって行くはず!
大好きな日本、子どもたちが「学習権」を思う存分に使えるようになって欲しいです。
タイミングはその子それぞれ
今はSNSやインターネットのおかげで、良くも悪くも情報がすごく溢れている時代。
「◯◯だけで子どもがバイリンガルに!」とか、すごく魅力的な響きだし、
藁にもすがりたい時って「これで偏食を卒業!」とか、読んじゃいますよね…
たくさんの情報から信頼できるものを選別して、自分たち親子に合う方法を探すってかなり難しい!と私は感じます。
だって誰が書いたんだか、何が根拠なのかも分からないことも多々あるし、子どもはそれぞれ、ましてや親もそれぞれ違う人間。
得意不得意も、性格も、取り巻く環境だって全く同じなんてそうそういない。
丸々真似ても根本的にスタートラインが違うかもしれない。
そして上手くいかなくて負のループ、なんて悲しすぎる。
今回塩瀬教授のスピーチを拝読して、大切なのは溢れている情報でなく、目の前の子どもを見守ることなんだ、と再確認できました。
私もついつい上の子と下の子を比べてしまうので、「この子たちはそれぞれ違う子」と自分で自分に言い聞かせないといけません。
『バーバパパのがっこう 』
このスピーチに登場するこの本。
読んだことないので、買いたい!と思ったのですが、英語版はすごく高値で取引されている中古しかなく、日本語版も今は廃盤なのかAmazonでは正規の値段で出ていません。
でもバーバパパの他の作品は購入できるものもあって、Amazonのレビューを読んでいるとあれもこれも!と気になっています。
多様性を当たり前に生きていける子になって欲しい、と思いそういった目線で絵本を購入したりしていましたが、バーバパパはすっかり抜けていました!
多様性溢れた個性豊かな家族が登場するじゃないか!
さいごに
素晴らしいスピーチを読んで、今の思いを書き留めておきたい!だけで書いたブログです。
最後までお付き合いくださりありがとうございました!
▽ アドラー心理学をもとにした「positive discipline」という子どもとの関わり方を学んでいます。コースを終了したら座談会みたいなのしたいなぁ、と思いつつ終わりません…!
▽ 引っ越しも落ち着き、娘も息子の時と同じような月齢で頑張ってますー!小さい方はだいぶできるけど、大きい方が全くまだまだ!